リングのことQ&A | 三越伊勢丹ブライダルリング[ISETAN MITSUKOSHI BRIDAL RING]

世界で一番幸せなおふたりのために、運命のリング選びをお手伝いいたします。リングを選ぶ前に訊いてみたいこと、知っておきたいこと……たくさんの「リングのこと」を知るスタッフがお答えします。

リングのお手入れ、どうしたらいい？
ずっと身につけているものだから、キズがつくのが心配。
家事などをしていて石がとれてしまったらどうしよう？
自分たちらしいリングを見つけたい。

普段リングをしないので、自分のサイズ感が分からない！
将来、サイズが変わってしまったら……？

いろいろ見て決めたいのに、忙しくてなかなか見に行く時間がなくて……。
結婚式までの日にちが迫っているんだけど、間に合う？
マリッジリングはいつ購入すればいいの？
ブライダルリングって、ダイヤモンドじゃないとだめなの？

ダイヤモンドのグレードとサイズ、どちらを重視すべき？
気に入ったリングが見つかったけど、予算が合わない！

既製のリングをカスタマイズすることはできる？
刻印には何を入れればいいの？
最近のブライダルリングのトレンドって？

男性と女性、どちらが買いに行くもの？
ブライダルリングはやっぱりプラチナがいい？
ホワイトゴールドとプラチナ？素材の違いがよく分からない……。

どうしても既存のリングの中に理想のリングを見つけられなかったら？
二人とも同じデザインやコレクション、ブランドのリングにしないとダメ？
気に入ったものがたくさん！どうやって決めればいいの!?

リングの値段ってなんでこんなに幅があるの!?
母から譲り受けたエンゲージリングを作り直してもらうことってできますか？

画像はイメージです

ブライダルリングはお二人で選ばれることが多いのですが、エンゲージリングはサプライズでプロポーズの時に渡すからと、男性一人でいらっしゃることも少なくありません。
「気に入ってくれるかな」「サイズは大丈夫かな」と、ハッピーななかに緊張が漂って、私たちもいつもよりちょっと一生懸命になってしまいます。

ある日来店した男性も一人でした。
その方は、いつもそのブランドでお買い物いただいているお客様の彼。サプライズのエンゲージリングを選ぶために、彼女の好きなブランドに相談に来たというわけです。その日は「家で考えてまた来ます」と購入されずお帰りに。
後日、お相手の女性が一人でショッピングにご来店されました。新作の話をしながら最新のエンゲージリングもお見せし、「私は自分がもらうんならこれがいいなと思うんです」と何気なくご意見を伺いました。
「ステキ！私だったらこれがいいかなあ」

男性が再来店された時、改めてエンゲージリングをご提案。彼女にとことんお好みを伺って試着までしていただきましたから、私たちも絶対の自信を持ってのご案内です。
しばらく後に、お二人でご来店されたとき、女性に、実は……と、ネタ明かし。「そうだったんですか！」
驚く彼女の左の薬指には、あのエンゲージリングが光っていました。
結婚式のステキなところは、あらためてご家族やご友人との絆を再確認できるところではないでしょうか。
マリッジリングを選ぶお二人の中には、そんな家族の絆、とくにご両親への思いをカタチにしたいという方も増えています。

あるとき、マリッジリングをフルオーダーで作ったお二人から「両親にもなにか記念になるものを」というご相談があり、お二人のリングを作った金の延べ棒から、チャームを作ったことがあります。
また、「結婚指輪をしていない両親に、同じブランドのリングをプレゼントしたい」というお二人もいらっしゃいました。

先日、あるブランドでエンゲージを作られたカップルの女性が、お母様と来店されました。そして記念にと、二人でお揃いのネックレスをご購入。とてもよく似合っていたのでそう伝えると、お母様が「ありがとう！母子でお揃いなんて、うれしいわね」とにっこり。その笑顔に、こちらも幸せな気持ちでいっぱいになりました。

お二人の結婚をきっかけに、ご家族の絆もまたいっそう大切なものになります。
そんな絆をつなぐお手伝いができるのは、本当にうれしいものです。
派手婚からジミ婚、そして最近はスマ婚やアットホーム婚など、結婚のスタイルがさまざまになった今、婚約指輪への考え方やこだわりもそれぞれ。
ご予算も、ネットや雑誌でしっかりリサーチして決めてからご来店される方もいるし、とりあえず見に来たという方もいます。
「みなさん、いくらくらいのものを買われるんですか？」
とお訊ねになる方も少なくありません。が、実はこれ、なかなか答えにくい質問なんです。

社会情勢に応じての価格帯の傾向はあります。
たとえば、2008年のリーマンショック後には、ブライダルリングも低価格傾向に。プラチナに比べてお手頃なゴールドが注目され、バリエーションが広がったのもこの頃です。
最近では、形式や定番より「こだわり」「好み」を重視される方が増えています。それにしたがって価格帯も10万円から70万円以上までと多様化。
また、価格は最終的に石のグレードで調整することも可能なので、やはりまずはデザインに込められたストーリーやデザインの好みで選んでいただくのが一番。

そういうわけで、先の質問には、「プライスではなく、まずはどれを贈りたいかという気持ちで選んでみてください」とお話しています。
婚約指輪を贈るということは、男性から女性に思いを伝えるということなのですから。
選ばれるリングがお二人の好みに合わせて多様であるように、リングを「身につけない」ということを選ばれた方もいらっしゃると思います。
また、年月が経ってサイズが合わなくなったのを機に外してしまったという方もいらっしゃるでしょう。
そんなご夫婦が、改めて二人の絆を大切に思い、リング選びに来店されることがあります。

結婚十周年を記念して、結婚後に一緒にはじめたサーフィンをモチーフにハワイアンジュエリーでリングをお作りになった方。また、これからも二人で歩いてゆこうという思いをカタチにしたいと、若いときに憧れていたブランドの結婚指輪をご購入された50代の夫婦もいらっしゃいました。
そんなふうに、最近は結婚指輪につながりや絆を求められるお客様が増えたように感じます。

結婚指輪は、結婚というカタチのないもののなかで、唯一確かなもの。
長い年月をともに過ごし、いろいろな出来事を共有していくお二人の心のよりどころであり、お二人の人生そのものを象徴しているものなのかもしれないなあ、と思うのです。